第12回の勉強会午前中の部を報告致します。
歯科衛生士を続けていくなかで、 同じ業界にいながら話をしたことが、ほとんどないのは歯科技工士です。
今回は中山DHの提案で、
"プラークコントロールを考える"
歯周病の修飾因子でもある不良補綴物についてを 、歯科医師 、歯科技工士 、歯科衛生士でディスカッションしました。
患者さんの口腔内に関わる仕事が共通ですが 歯科医師と歯科技工士のどんなやり取りをしているのか聞くのは とても新鮮です!!
わからない言葉や、表現の仕方もあるので
「それはどういうことですか⁉️ 」と聴き、理解できた時に
新たな”気づき”を得ることができます。
歯科技工士 、歯科衛生士とディスカッション
各役職の立場でディスカッションするための症例を選びました。 自分が関わった初診の患者さん3名です。
歯科では、他医院で治療をされた状態で来院する患者様がほとんどですので その補綴物が口腔内に入っているのですが、初診時の検査で歯周炎の症状がありました。
こういうケースは多いです。
ケース 初診時かなり問題のある補綴ケース
ケース 初診時、他医院のインプラントが入ったケース インプラント周囲炎を発症している。
ケース 初診時、縁下マージンの補綴の入ったケース
を選びました。
ディスカッションは、一人一人指名制でマイクを回すようにしました。
↓↓↓
こんな雰囲気です。
歯科技工士は複数の医院と関わるので、多数の先生の考え方を知っています。
先生によって考えが違い、そのオーダーに対応しています。 補綴の状態をみて、
「この先生はこうしたかったのではないか⁉️」と推測ができたり 補綴物の知識を技工士から聴くことで、 より深くその患者さんの口腔内を理解することができたのです。
歯科衛生ケアプロセスとは?
情報を収集する ↓ 情報を分析 ↓ 問題の明確化 ↓根拠をもって問題解決 目標の設定 、計画立案 ↓ 実施 ↓歯科衛生の業務
下野正基,保坂誠,Ginny Cachcart(2007)
歯科衛生ケアプロセス/医歯薬出版
技工士とのディスカッションで、入っていた補綴について知ることは 、歯肉縁下がどういう状態になっているのか? 見えない部分がよりリアルに想像ができたのです。
毎回ディスカッションの時間を設けて、
自分の考え 、意見を出してもらってます!
歯周炎となった原因を各役職で(推測になるのですが)意見をあげてもらい、それぞれの考えをアウトプットしていくことは
情報収集→情報分析 →問題の明確化が、今まで以上に深くできると感じています。
より深く患者さんを知り、臨床に勤めていきます。
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